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セントーレア説明 セントーレア

とがった花びらが、ややあらたまった印象のセントーレアはドイツの国家です。つぼみがボタンの形をしているので欧米では「バチェラーズバトン(独身者のボタン)」とも呼ばれ、独身者がこの花を襟元につける習慣があります。

和名の矢車草は鯉のぼりの竿の先につける矢車に似ていることから。生命力が強くとても丈夫な花です。

古くから栽培されており、古代エジプトのツタンカーメン王の墓からも発見されています。咳止め・美肌効果もあり、薬用として使われていました。ギリシャ神話には半身半馬のケンタウロスが登場しますが、その一族の中でも特に博識のケイロンがセントーレアの薬効を発見したとあります。学名の「セントウレア」はこの「ケンタウロス」にちなみます。

原産国のヨーロッパでは農家の人々にとってちょっと厄介な植物とされています。というのも、コーンフラワーの名のごとく、畑によく生えるのですが、刈り取ろうとしても茎が非常に堅固なため、鎌の刃がたたないからです。同じ花でも麦畑の中では雑草扱いなのですね。

花色はブルーが基本色ですが、ピンク、深紅・白もあり、八重・一重も出回っています。細長い花びらを生かして飾り付けに使ったり、サラダに入れたり。お浸しや和え物にも使えます。

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